第47回全情連大会・ANIA東京大会を開催しその模様をANIAPRESSに公開しました
全国地域情報産業団体連合会(ANIA)は、令和8年10月13日から14日にかけて、「第47回全情連大会・ANIA東京大会」を東京都港区の東京プリンスホテルにおいて開催しました。 本大会は、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)との共催により、全情連大会として初めて東京で開催されました。全国各地から会員企業・団体の関係者が集い、地域情報産業の発展に向けた情報共有と交流を深めるとともに、AIやデジタル技術の進展がもたらす社会・産業の変革について理解を深める場となりました。 会場の東京プリンスホテルは、増上寺に隣接し東京タワーを間近に望む、伝統と革新が共存する東京ならではの立地にあります。多くの参加者を迎えた本大会は、交流と学びに満ちた有意義なものとなり、盛会のうちに閉幕しました。
10月13日(火)
(1)理事会・事務局会議
大会に先立ち、理事会および事務局会議を開催しました。ANIAの事業報告や今後の活動方針について協議したほか、AIの進展を受けた各地域団体の取組について活発な情報交換が行われました。また、今後、会員相互の地域間連携を一層強化していくため、情報交換や交流の機会を充実させていくことの重要性が共有され、有意義な会議となりました。
(2)ANIA東京大会
式典では、ANIAの長谷川亘会長、ならびにMCPC代表幹事兼事務局長の畑口昌洋様より主催者挨拶がありました。
続いて、経済産業省商務情報政策局情報経済課 情報技術利用促進室長・デジタル人材政策室長の曽根哲郎様、総務省情報流通行政局参事官の飯村由香理様、一般社団法人日本IT団体連盟会長の田中邦裕様よりご祝辞を賜りました。
ご来賓の皆様からは、AIトランスフォーメーション(AX)が社会や産業に大きな変革をもたらす中で、地域情報産業が果たす役割への期待が示されました。あわせて、AIやデジタル技術の活用による地域課題の解決、人材育成の推進、地域経済の活性化に向けた取組の重要性についてお話がありました。
その後、来賓紹介、祝電披露に続き、連合会表彰として優秀役職員表彰が執り行われました。今年度は、一般社団法人青森県情報サービス産業協会専務理事の藤井隆様、一般社団法人京都府情報産業協会前副会長の小野隆夫様が表彰され、永年にわたる業界へのご貢献が称えられました。
(3)基調講演
基調講演では、トレンドマイクロ株式会社取締役副社長の大三川彰彦様を講師にお迎えし、「経済安全保障が求められる時代のサイバーセキュリティを考える」と題してご講演いただきました。サイバーセキュリティを単なるIT部門の課題ではなく、企業経営そのものに関わる重要課題として捉える必要性が語られました。具体的には、経営者を巻き込んだプロアクティブなリスク管理の重要性、データ主権を意識したサイバーセキュリティ戦略の構築、そしてAIエージェント時代の到来を見据えた新たな対応のあり方という三つの柱を中心に解説いただきました。
AI時代を迎え、サイバーリスクが一層複雑化・高度化している現状を踏まえ、経営層と現場が一体となった継続的な取組の必要性が示されました。また、地域企業においても経済安全保障の視点に立ち、自社の競争力向上と事業継続を支えるセキュリティ対策を推進することの重要性が強調され、参加者にとって多くの示唆に富む講演となりました。
(4)特別講演
特別講演では、浄土宗弘善寺住職の柴田泰山様より、「浄土宗大本山増上寺が所蔵する三種の大蔵経のユネスコ『世界の記憶』国際登録の経緯」と題してご講演いただきました。
会場のすぐ隣にある増上寺が所蔵する三種の大蔵経が、仏教の巨大なデータベースとして、いかに徳川の平和を支えてきたのか、その歴史的経緯について解説いただきました。また、ユネスコ「世界の記憶」への登録に至るまでの取組について詳しくご紹介いただき、文化財の保存と継承の意義について理解を深める機会となりました。東京開催ならではの内容として、参加者の関心を集める講演となりました。
(5)懇親会
懇親会では、ANIAの長谷川亘会長による主催者挨拶に続き、MCPC企画運営委員長である株式会社NTTドコモ プロダクトマーケティング本部 プロダクトクリエーション部長兼プロダクト戦略部長の大井達郎様よりご挨拶をいただきました。
その後、衆議院議員の古川康様のご挨拶と乾杯のご発声により開宴となり、全国各地から参加した会員企業・団体関係者による交流が始まりました。会場では、地域情報産業を取り巻く課題やAI活用、人材育成、新たなビジネス創出の可能性などについて活発な情報交換が行われ、終始和やかな雰囲気の中で交流が深められました。
歓談の合間には、桐朋学園大学の学生で構成される金管五重奏団「Éclat Brass」による特別演奏が披露されました。同アンサンブルは、第5回ドルチェ楽器アンサンブルコンクール東京大会の音大生・音大卒業生の部で金賞を受賞するなど、高い評価を得ています。華やかで親しみやすい楽曲の数々に会場は大いに盛り上がり、演奏終了後には盛大な拍手とアンコールの声が送られました。これに応えて披露された「オー・シャンゼリゼ」が会場をさらなる一体感で包み、東京大会を彩る印象的なひとときとなりました。
懇親会の終盤には、次回開催地への引継式が行われ、大会旗の引継ぎとともに、次回の開催地が京都であることが発表されました。最後に、MCPC企画運営副委員長であるKDDI株式会社 執行役員 コア技術統括本部 IoT技術本部長兼ソリューション技術運用本部長の上村幸夫様より閉会のご挨拶をいただき、懇親会は盛会のうちに幕を閉じました。
10月14日(水)
(6)エクスカーション~CEATEC視察・ゴルフ~
CEATEC視察コースの参加者は、CEATEC 2026の展示ブースや講演会等をそれぞれの関心に応じて訪れ、AIをはじめとする最新の産業動向について見聞を広めました。なかでも、一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)による「AI共創パビリオン」では、会員企業によるAI活用や業務変革を支援するさまざまなソリューションが紹介され、参加者は地域企業におけるAI活用や新たなビジネス展開について多くの示唆を得ました。また、総務省等による「6G×AIが創る未来社会」をテーマとした国際ワークショップでは、AIと次世代通信技術の融合による社会変革や新たな価値創造、地域産業への応用可能性などについて理解を深めました。
ゴルフ親睦会では、東京よみうりカントリークラブを会場に、参加者同士が交流を図り、親睦を深めました。
おわりに
ANIAとMCPCの連携により初めて東京で開催された本大会は、地域情報産業とモバイル・AI関連産業との新たな協力の可能性を示す機会となり、今後の業界発展に向けた大きな一歩となりました。ANIA創立40周年を迎える来年の京都大会で、再び皆様とお会いできることを楽しみにしております。(ANIA事務局)








